上塗りとの接着性がよい新タイプの接着プライマ-
SOTEC LL Primer
完全に硬化したコンクリートに新しいコンクリートを打ち継いでも両者は一体化しません。
“コールドジョイント”と呼ばれるこの現象に似たことはエポキシ樹脂やウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂でも発生します。
“コールドジョイント”と呼ばれるこの現象に似たことはエポキシ樹脂やウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂でも発生します。
塗料のカタログに記されている。recoating period 或いはrecoating limit という日数は、“この期間内に塗り重ねないと密着不良を起こす可能性がある”という警告です。 ただし、この警告には“about”の前書きと“数字の正しさに関してはだれも責任は取らない”という後書きが抜けています。というのは(この数字に元々どんな根拠があるのかという問題はともかくとして)塗膜の層間接着力は施工時の色々な要素、とりわけ温度によって大きく変動するからです。
温度が40℃を超えるような対象物に長い工期をかけてエポキシ樹脂を塗り重ねたら何が起こるか?表に40℃のカーブをお好きなように書き込んで推理して下さい。
《気温が極端に高い地域でのエポキシ樹脂の塗り重ねは層間剥離というトラブルを生じ易い》 これが、結論です。これは古くから知られた経験則でもあります。
むかし、世界的に有名なS社(SOTECではない・・・)がアラビアで自社のエポキシ塗料が頻繁にトラブルを起こす原因を調査した報告書に、『この地域にはラクダに群がるハエのような多数の施工業者がおり、その連中の腕前(のひどさ)がトラブルの主たる原因と推定される。』と書いてあった(そうですが)、無論、彼らはハエの能力に腹を立てるより、現地の気温に着目すべきであった・・というのが我々の見解です。
弊社の、LLプライマー(LONG LIFE PRIMER)は特定の上塗り材料に対し高温でも極めて長い塗り重ね期限をもつプライマーです。表1の点線が、LLプライマーに指定の上塗りをかけたときの結果です。温度は60℃ですが、70℃でも少なくとも1週間は変化しません。
LLプライマーにはいくつかのタイプがあり、上塗りの種類と下地の種類に応じて使い分けます。
ファンデーション123LLRは不飽和ポリエステルやビニルエステルのプライマーです。
コンクリート、木材、アスファルト等の下地を想定したプライマーです。
コンクリート、木材、アスファルト等の下地を想定したプライマーです。
(価格はファンデーション#123の1,3倍です。)
エポキシ用が必要な場合は、別途お問合せ下さい。